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福満虚空蔵尊圓蔵寺 七日堂裸詣り 参入してきました!!!

毎年1月7日 20:30の大鐘が鳴ると
町中から下帯一つの男衆が極寒の中、裸足で飛び出してくる!

奇祭 福満虚空蔵尊圓蔵寺 七日堂裸詣り!!!

以前よりメルマガやブログで告知もさせていただいておりましたが
まさか主人が参加することになるとは・・・

参入してきました!
裸詣り現場の裏側✨

裸詣りは一般の方の参加も可能。
飛び入りもできます!

まず柳津町の各旅館に用意された待合室に入ると、祭りを盛り上げる先輩からの手厚いお酒のおもてなし♪
空になった一升瓶がテーブルに並んでいる・・・!

初めましてのあいさつもよそに、
とりあえず飲め!と
コップに並々と酒をつがれ、士気を高めました。

気持ちも高ぶった後に、褌を購入。
早速、褌姿に着替えて更に気合いを入れていきます!!!

思わず、「きついっ!」という声も漏れるほど、固く固く、ベテランの先輩に締めてもらいました。

最初は目も当てられなかった光景ですが
だんだんと慣れていき、しまいには、男衆の締まったおしりに惚れ惚れしてきましたよ笑

ところで、裸詣りにはこんな伝説があります。


かつて、この地は不作や疫病に長く悩まされていました。
虚空蔵尊のお告げを受けた弥生姫が、
只見川の底に棲む龍神から如意宝珠を借り受けることで、その不幸を調伏することができました。
しかし、数年後の1月7日の夜に、龍神はその宝珠を取り返すべく、菊光堂に現れます。
そこで、信者たちは宝珠を渡すまいと、堂内で結束。
必死に騒ぎ立て、龍神を追い返すことに成功。
この「七日堂裸詣り」は、その時の団結の尊さを今に伝えているのだとか・・・!


出陣前に、初めて参加する者への心得のお話がありました。
比較的同年代と思われる若い方から、参加のポイントの説明を受けました。

この日だけは許される、お賽銭箱からのダイブが一番優しいのだとか
そして、登りきった後、梁にしがみつく余力をしっかり残すことなど
聞いてよかった!というありがたい話が。

そしていよいよ、本堂の大鐘が聞こえてきました。

玄関で円陣を組み、お神酒で乾杯!!!
お神酒の横には、小梅が用意されていました。

この瞬間はとても神聖な時間だったと言います。

乾杯し気持ちも高ぶり、いざ出発です!!!

この日は小雨が降っており、雪はなかったものの
流石に裸足では、足裏の冷たさが厳しいもの・・・

113段の石段を一気に駆け登ります!!
この石段がとにかく、冷たさも合間って厳しいのだとか・・・!
(赤ちゃんを抱っこしての追跡レポートもかなり苦しい笑)

途中でまたお神酒が用意されており、
七日堂裸詣りの文字が刻まれたハチマキを受けとり
この日だけの呼称である「七日堂」に飛び込むと

既にすごい熱気!!!!!!

主人の大健闘を目の前で見ようと
隙間を見つけては前へ前へと割入り
ベストポジションをGET!!!!!!!!

「次は俺の番だ!」といわんばかりの勢いで熱狂する男たち。

麻縄は4.8mあり、7,8割登ったところで太く編まれています。
この部分で力を使い果たし、登れないものが多く
大鰐口にまたがる男たちがたくましい腕を伸ばして、必死に助けますが
それでもそこまで届かないのが、このお祭りのドラマチックなところ。

群がる男たちの中で、麻縄にたどり着くのも度胸がいりますが、
捕まってもすぐ落ちてしまうものいます。

また、その中には、
ふり落すものもいれば、登りやすいように見守るもの、
初めてのものにアテンドするもの。
場を沸かすものなど、
みながそれぞれに助け合っていたことにも感動しました。

動画では掛け声や、後部で念仏を唱える木魚の音を聞くことができます!
ぜひこの迫力見て感じてください!!!

虚空蔵尊は1200年の歴史を誇る由緒あるお寺。
お祭りだけでなく、お堂の建築美や、奉納された迫力ある絵などの鑑賞も楽しみのひとつですね!

そしてお祭りのクライマックス。

終了の合図と共に
登ってきた階段を一気に駆け下ります。

何気にこれが一番辛いんだとか・・・笑

「凍傷になる、凍傷になる、」と言いいながら急な階段を一段一段踏みしめて降ります。

最後は参加者の抽選で終了!
抽選に並ぶ時間も寒い〜〜〜〜〜〜

抽選を終えると、みな持ち場に戻り
「あーだった」「こーだった」と夢中になって話しながらお着替え。

着替えを終えて、待っていたのは
あったか〜〜〜〜い鍋や美味しい料理とビール♪酒♪♪♪
最高の時間でした。

(別途料金がかかります)

 

柳津町では中学になると参加が義務付けられているのだとか。
今年は昨年と比べ、参加者が少なく
1,000年続くと言われる伝統行事を盛り上げていく為にも、ぜひ、我こそは!とチャレンジしたい方がいましたら、どしどし参加していただき、
一緒に年明けの縁担ぎをしましょう♪

 

観客の中には、外国からいらっしゃった方も多く見受けられました。
裸詣りは、外国の方の目には、わたしたち以上に「奇祭」に映るのでしょうね♪

最後までお読みいただきありがとうございました☺︎
ぜひ来年は一緒に盛り上がっていきましょう!!!

 

 

■福満虚空蔵尊 圓蔵寺 七日堂裸詣り
■日時:毎年 1月7日 20:30〜
■住所:〒969-7201 福島県河沼郡柳津町寺家町甲176

■電話: 0241-42-2002

<飛び入り参加が可能です!ふるってご参加ください!>

 

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温泉郷を一望できる、高台に位置する千代滝

千代滝は、東山温泉郷を一望できる高台にあります。 館内には会津の地酒は常時30種類以上をご用意した、日本酒バー「地酒の館」もございますので、遅くまで地酒をお楽しみいただけます。 風呂は10階と2階の二か所にございます。 10階にある「遊月の湯」からは、会津城下町の夜景をはじめ、温泉街や温泉郷をご覧いただけます。天気の良い日には綺麗な星空が広がることも。
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くつろぎ宿新滝

温泉街中心部、川沿いに位置する新滝

新滝は、東山温泉街中心部、川沿いにあります。 館内には、歴代の会津藩公の湯治場だった岩風呂をはじめ、戊辰戦争のときに土方歳三が刀傷を癒した猿の湯に由縁あるお風呂など、4種類の源泉かけ流しのお風呂がございます。
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