
鶴ヶ城では冬の風物詩、雪吊りがほどこされ、
いよいよ会津の冬に差し掛かりました。
冬支度、年末年始を迎える準備と何かと騒がしい師走ですが、
冬至を迎える前に、静けさの中で、自分の感性を整える旅はいかがですか。
本日は、東山温泉で整える冬のリトリートをご紹介したいと思います♪
東山温泉の冬の夜は、湯けむりが白い灯りのように空へ溶けていきます。
まずは縮こまる体を芯から温め、心をほぐす“温泉”へ。
その後の夕食は、地産地消の創作郷土料理と、
会津の地酒30種を楽しむひととき。
冬の滋味深い食材と、蔵ごとの香りが広がる地酒が、
日々の疲れをやさしくほどいてくれます。

(上 新滝の創作会津郷土料理会席 イメージ)

(上 千代滝の創作会津郷土料理ビュッフェ イメージ)
湯あがりには、灯りを少し落とし、静かな夜へ。
冬は“内側の灯りを整える”季節──
自然のリズムが心をしっとりと整えてくれます。
夕食後や寝る前には、
宿泊者無料のロビーラウンジへどうぞ。
コーヒー、紅茶、甘酒、温かいスープ、
そして日本酒や焼酎まで、セルフで楽しめる特別な空間です。
静かなページの音と川のせせらぎ、
湯上がりのゆるんだ体に温かい一杯が染みわたり、
“冬の夜の余白”を贅沢に味わえます。

(上:ロビーラウンジのイメージ)
冬の朝は、湯気と冷たい空気の対比が美しい時間。
朝湯に浸かると、眠っていた呼吸がふっと目覚め、
深呼吸が、体を優しく整えてくれます。
当館は通常プランのチェックアウトが11時ですので
朝食後もあわてることなく、もう一度温泉に浸かったり、
ラウンジで温かい飲み物を味わったり、
“自然と同じスピードで始まる朝”をゆったり過ごせます。
冬の旅では、この時間こそが最大の贅沢です。

(上:冬期の 新滝わたり湯)

(上:冬期の 千代滝 ふもと湯)
チェックアウト後は暖を取れる場所で癒しのひとときを。
雪に覆われ静で包まれる会津の冬は、ものづくりの季節です。
静けさが深まるほど、感性がほどよく研ぎ澄まされます。
今回のリトリートでおすすめしたいのは、
ものづくり大国、“奥会津”の玄関口に位置する
やないづ町立斎藤清美術館での“冬の美術鑑賞”。
モノトーンに光を宿す斎藤清の版画は、
冬の静寂に響くように、心に深い余白をもたらします。

やないづ町立 斎藤清美術館
住所: 柳津町柳津字下平乙187
連絡先: 0241-42-3630
営業時間: 9:00~16:30(最終入館は16:00)
定休日: 毎週月曜日
※ただし、月曜日が祝日の場合はその翌日
URL: https://www.town.yanaizu.fukushima.jp/bijutsu/
そのほか、
〈会津若松の蒔絵体験〉、〈会津本郷の陶芸体験〉、〈はじまりの美術館での感性をひらく時間〉
など、“冬に深まる体験”もおすすめです。
美術に触れ、手を動かし、感性を耕すことで、
東山温泉で過ごす冬は“自分らしさの種を育てる旅”へと変わっていきます。
湯 ・ 静けさ ・ 美 ・ ものづくり ──
冬の東山温泉で過ごすひとときは、
あなたの内側にそっと灯りを戻す“小さな再生の旅”。
冬至を迎える前に、どうぞ自分をやさしく整えにいらしてください。

会津・東山温泉にある千代滝・新滝の情報をお届けしています。
くつろぎ宿 千代滝と新滝
会津東山温泉にある2つの旅館。
くつろぎ宿千代滝
千代滝は、東山温泉郷を一望できる高台にあります。
館内には会津の地酒は常時30種類以上をご用意した、日本酒バー「地酒の館」もございますので、遅くまで地酒をお楽しみいただけます。
風呂は10階と2階の二か所にございます。
10階にある「遊月の湯」からは、会津城下町の夜景をはじめ、温泉街や温泉郷をご覧いただけます。天気の良い日には綺麗な星空が広がることも。
» 千代滝 ホームページ
くつろぎ宿新滝
新滝は、東山温泉街中心部、川沿いにあります。
館内には、歴代の会津藩公の湯治場だった岩風呂をはじめ、戊辰戦争のときに土方歳三が刀傷を癒した猿の湯に由縁あるお風呂など、4種類の源泉かけ流しのお風呂がございます。
» 新滝 ホームページ