くつろぎ宿は、会津東山温泉で「くつろぎ宿新滝」と「くつろぎ宿千代滝」という2つの旅館を運営しています。

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会津の秋を締めくくる樹齢八百年の「長床」大イチョウの絨毯と拝殿



 

はるかシベリアの空から、白鳥たちが会津へと帰ってきました。

冷たい風をまとったその翼には、

白鳥が持つ純白の輝きと共に、冬のはじまりを告げてくれます。

晩秋の会津は、静かな光に満ちています。

山の端が淡く霞み、風がやさしく光を運ぶころ、

新宮熊野神社の「長床」では、大イチョウが黄金の光を放ちます。

高さ30メートルを超える樹齢八百年の巨木が、

境内をまるで金色の海のように染め上げ、

訪れる人々をやさしく包み込みます。

その光景は、会津の晩秋を締めくくるにふさわしい“黄金の奇跡”。

一歩足を踏み入れれば、風も音もやわらぎ、

自然と深い呼吸が戻ってくるようです。

熊野神社の創建は平安時代後期。

紀州・熊野三山の信仰が東北へと伝わり、

会津でも「再生と蘇りの神」として熊野の神々が祀られました。

この地は古くから修験の行が行われた聖域であり、

山の恵みとともに生きてきた人々の祈りが今も息づいています。

拝殿である「長床」は、柱だけで囲まれた独特の建築で、

国の重要文化財に指定されています。

その開放的な造りは、

自然と一体になる日本古来の祈りの形を今に伝えています。

堂内に立てば、天と地がひとつに溶け合うような静けさに包まれ、

千年の時を越えて心が洗われるよう。

併設されている熊野神社宝物殿には銅鉢をはじめ、

多くの国、県指定文化財が保存されており、拝観することができます。

東山温泉からは車で約40分。

冬至を迎える前の大切なタイミング。

湯上がりの余韻を胸に、

黄金の絨毯を歩きながら、会津の秋の終章を感じてみませんか。

 

新宮熊野神社「長床」の大イチョウ

住所: 〒 966-0923 福島県喜多方市慶徳町新宮字熊野2258
電話番号: 0241-23-0775
拝観時間: 8:30~17:00
      冬期間(12月~3月)宝物殿は土・日・祝日9:00~16:00のみ見学可。
料金: 大人300円、高校生200円、中学生以下無料
駐車場: 駐車場あり。大型バス可(要問合せ)。

 

くつろぎ宿 千代滝と新滝

会津東山温泉にある2つの旅館。

くつろぎ宿千代滝

千代滝は、東山温泉郷を一望できる高台にあります。 館内には会津の地酒は常時30種類以上をご用意した、日本酒バー「地酒の館」もございますので、遅くまで地酒をお楽しみいただけます。 風呂は10階と2階の二か所にございます。 10階にある「遊月の湯」からは、会津城下町の夜景をはじめ、温泉街や温泉郷をご覧いただけます。天気の良い日には綺麗な星空が広がることも。
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くつろぎ宿新滝

新滝は、東山温泉街中心部、川沿いにあります。 館内には、歴代の会津藩公の湯治場だった岩風呂をはじめ、戊辰戦争のときに土方歳三が刀傷を癒した猿の湯に由縁あるお風呂など、4種類の源泉かけ流しのお風呂がございます。
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