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【彼岸獅子】会津に伝わる来訪神

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11月29日、秋田県の「男鹿のナマハゲ」をはじめとする8県10件の伝統行事で構成される「来訪神 仮面・仮装の神々」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
来訪神とは季節の変わり目に異世界からやってきて、人々に幸福や豊穣をもたらす神とされています。地域の住民が来訪神に扮し、家々や町を練り歩く民俗行事が日本各地でおこなわれてきました。
日本の民衆芸能に伝わる異形の神がこうして広く知られるのは素晴らしい機会だと思います。

残念ながら、今回構成された来訪神に福島県のものは入っておりませんが、会津地域には「彼岸獅子」と呼ばれる来訪神がいます。

彼岸獅子とは?

彼岸獅子とは会津地域で春彼岸の時期に演じられる三匹獅子舞のことです。一般的にイメージされる獅子舞は複数人で一体を演じますが、会津地域では一人が一体の獅子舞を演じ、更にそれが3体集まる「三匹獅子」が古くより伝わりました。
現在の彼岸獅子は笛と太鼓を打ち鳴らしながら演舞し、市内を練り歩き豊作や家内安全を祈る伝統行事となっています。

春を告げる神様?

彼岸獅子は”春の到来を告げる風物詩”とも言われています。現在でも春彼岸にあたる春分の日(3月21日)に、地域によっては彼岸獅子が演じられています。
長い冬が終わり、会津に訪れた春を祝う行事として江戸時代から続けられています。
民俗芸能であることや、近代になってからは中断と復活を繰り返していたこともあって、その起源や歴史は詳らかではないようですが、地域の歴史や民俗を知るにはとても大事な行事に思えます。

地域に根づく彼岸獅子

かつては会津地域の各所でたくさんの3匹獅子が存在したそう。最も多い時では30地域以上で彼岸獅子がおこなわれていたとされています。
面白いのは各所の三匹獅子は地域への縄張り意識が強く、境界で出会うと喧嘩がおこったそうな。
江戸時代には盆行事でも獅子踊りは行われていたようで、その当時の記録には昼夜踊り明かしたという記述も残っており、ハレの場として地域の楽しみとなっていた様子が伺えます。

彼岸獅子は見学できます。

そんな会津彼岸獅子ですが、現在でも春分の日には会津若松市内各所で舞の披露や練り歩きが行われています。
鶴ヶ城内でも開催されますので、ぜひ、一度見学にいらしてください。
来年の詳細情報はまだ未掲載ですが、会津まつり協会のHPで情報が更新されますので、ぜひ、ご確認ください。

会津まつり協会 会津イベント情報

千代滝にいる彼岸獅子

千代滝の3Fフロアには彼岸獅子の人形が展示されています。
精巧で可愛らしい人形です。ダイニング会場(鶴城)に向かう途中にありますので、ぜひ、ご宿泊の際はご覧ください。

参考『東神指の彼岸獅子-受託資料の整理と調査から-福島県立博物館紀要第28号』

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